新たに導入したグリーンレーザ(Yellowscan Navigator)を使用した水部や河床の測定テストと並行して、ラジコンボートを用いたシングルビームソナーによる測深テストも実施しました。
グリーンレーザーによる水部測定
グリーンレーザは、水を透過して水底まで測定することが可能です。相模川と鴨井漁港におけるテストでは、比較的水深の浅い領域の測定において高精度なデータを収集できました。従来のレッドレーザ機器は陸部で使用していましたが、今回のグリーンレーザーの導入により、水域のデータも収集可能となりました。
相模川計測の様子。本流・支流により濁度もまちまちです。
計画コース。こちらはグリーンのみ。別でレッド(Vx20-300)も飛行しました。
鴨井漁港の様子。
シングルビームソナーによる測深
ドローンの操作とは別に、ラジコンボートを使用してシングルビームソナーによる測深テストを実施しました。シングルビームは、音波を水中に照射し、水深を精密に計測するものです。特に水の透明度が低い場合や深い水域での測定に効果を発揮します。
現地での計測データ確認。平面では計画通りのコースを取れてるようです。
水質検査データ取得
測定テストに並行して、水質検査も実施しました。レーザ光や音波が正確に機能するためには、水の透明度や浮遊物の有無が重要です。検査結果は水質調査記録簿にまとめます。
初期分析と今後の課題
グリーンレーザ計測とシングルビームソナーの組み合わせにより、水域の3D地形データを収集できることは確認できました。解析の結果はまた後日お伝えできれば。