UAV PHOTOGRAMMETRY
ドローン写真点群測量

当社では、高画素デジタルカメラを搭載したドローン(UAV)による自動航行撮影と、SfM解析技術を組み合わせ、高密度な「3次元点群データ」や「オルソ画像」を高精度に生成します。
従来の航空写真測量よりも低空(高度149m以下)からピンポイントにアプローチできるため、地上解像度1cm〜という圧倒的な高精細データを提供可能です。
ドローン写真点群測量の強みと活用メリット
圧倒的な高解像度と視覚的な分かりやすさ
写真から3Dモデルを構築するため、現地の「色」や「質感(テクスチャ)」がそのまま1cm単位のリアルさで再現されます。地形の状況や構造物の外観が視覚的に非常に分かりやすく、現況把握や計画の合意形成の資料として抜群の効果を発揮します。
徹底した精度管理と公共測量への対応
国土地理院の「作業規程の準則」に厳格に準拠。自社開発の検証プログラム等を駆使し、撮影画像が1000枚を超えるような大規模現場でも、全写真のラップ率(オーバーラップ・サイドラップ)を網羅した高精度な精度管理表を一式作成・納品いたします。
レーザ計測(LiDAR)との最適な使い分け
「写真に写る表面」を捉える写真測量は、開けた土地、露出した岩盤、構造物の外観、盛り土の量地計測などに最適です。草木の茂る森林など(地表面の計測)に強みを持つ「ドローンレーザ計測」と組み合わせ、現場に合わせた最適な手法をご提案します。
主な納品成果品
- オルソ画像(TIFF/JPG): 歪みのない、地図に重ねられる高解像度写真
- 3次元点群データ(LAS): 設計・出来形管理に直結する高密度データ(SfM点群)
- 各種 精度管理表一式: 公共測量にそのまま提出可能な各種帳票
高精度な成果を支えるプロセス(作業規程の準則への準拠)
公共測量におけるドローン写真点群測量では、事前の厳密な計画と現地の確実な基準点配置がデータの生命線となります。当社では国土地理院の「作業規程の準則」に則り、以下のプロセスを徹底しています。
準則に基づく飛行計画の立案
撮影高度やドローンの飛行速度だけでなく、オーバーラップ(進行方向の重複度:80%以上)やサイドラップ(隣接コースの重複度:60%以上)を地形の起伏(高低差)に合わせて厳密に計算。解析時に死角や歪みが発生しない最適な自動航行プランを設計します。
適切な標定点(対空標識)の設置と計測
歪みのない正確な3次元モデルを構築するため、現場の範囲や地形に応じて「標定点」および精度検証のための「検証点」を最適な配置で設置。ネットワーク型RTK(VRS)やトータルステーション等を用いて座標計測を行い、位置座標(X, Y, Z)を確定させます。
オルソ画像と3次元点群を組み合わせた精緻な数値図化
当社の数値図化や縦横断図作成は、高解像度な「オルソ画像」をベースに、平面上で一本一本丁寧にトレースを行います。
建物の影や構造物の死角など、2Dのオルソ画像だけでは形状の判読が難しい箇所については、3次元点群データに立ち返って立体的に解析・補完を行います。
この「オルソ画像からのトレース」と「3次元点群での補完」のアプローチを、当社のデジタルステレオ図化機と連携させることで、道路の縁石や構造物のエッジ、地物境界などを正確に判読。設計・施工の現場でそのまま活用できる、信頼性の高い図面成果品(DM・CAD)を作成します。
【コラム】写真点群測量とレーザ計測の使い分け
ドローンを用いた3次元計測には、今回ご紹介した「写真点群測量」のほかに、レーザパルスを照射する「レーザ計測(LiDAR)」があります。現場の状況や目的に応じて最適な工法を選択することが、コストと精度のバランスを最適化する鍵となります。
写真点群計測が向いている現場:
遮蔽物のない開けた土地、露出した岩盤、構造物の外観、盛り土の量地計測など、現地の「見た目(色彩・質感)」をリアルに再現したい場合。
レーザ計測が向いている現場:
草木や木々が生い茂る森林・山間部。
レーザが隙間をすり抜けて正確な「地表面(グラウンドデータ)」を捉えるため、木を伐採することなく精密な地形解析が可能です。
当社では、最新鋭のドローンレーザシステム(水底まで計測可能なグリーンレーザ含む)を完備し、国内トップクラスの計測・解析実績を誇っています。「どちらの手法が適しているか分からない」という場合も、現場の条件に合わせて最適なプランをご提案いたします。
ドローン写真計測とレーザ計測
ドローン写真計測では写真に写る「表面(地表面や構造物の外観)」を3D化します。色彩(テクスチャ)がそのまま再現されるため、視覚的に状況が分かりやすいオルソ画像や3Dモデルが作れますが、草木が茂る森林では地表面のデータを突き抜けて取得することはできません。
一方、レーザ計測ではレーザパルスを照射するため、木々の隙間をすり抜けて「地表面(グラウンドデータ)」を計測できます。(YellowScan Navigatorなどのグリーンレーザであれば、水底まで計測可能です)