UAV LiDAR surveying
ドローンレーザ測量
ドローンに高性能なレーザスキャナ(LiDAR)を搭載し、上空からレーザパルスを照射して反射光を計測することで、地形や構造物の高精度な3次元点群データを取得します。 当社では、計測対象や現場条件に応じて最適なデータを取得できるよう、特性の異なる2種類のUAVレーザ計測システム(近赤外レーザ/グリーンレーザ)を導入しています。 山林や陸域における一般的な地形測量から、従来の測量手法では把握が困難であった水面下の地形計測まで、現場の目的や条件に応じた最適な計測方法をご提案します。

ドローンレーザ測量の強みと特徴
近赤外レーザ(森林・陸地・構造物用)
近赤外レーザは、主に陸上地形や構造物の高精度計測に使用される、ドローンレーザ計測の技術です。 森林や草木が密生した場所でも、樹冠や植生の隙間を通過したレーザが地表面まで到達するため、植生下の地形を捉え、地表面の点群データ(グラウンドデータ)を取得できます。
- 使用機材:YellowScan Vx20-300 / Matrice400


グリーンレーザ(水陸両用・深浅測量用)
グリーンレーザは、水中を透過しやすい緑色波長を利用した、水陸両用のレーザ計測システムです。近赤外レーザでは計測が困難な水面下にもレーザを到達させ、船舶の進入が難しい河川の浅瀬や沿岸部などの水底地形を、上空から安全かつ迅速に計測できます。 陸上部と水底部を一体的に計測することで、陸域から水域まで連続した3次元地形データを作成します。
- 使用機材:YellowScan Navigator / Matrice600-Pro

環境に左右されない高い計測安定性
ドローンレーザ計測は、写真測量と比べて日陰や影の影響を受けにくく、砂浜やコンクリート面など、画像上の特徴が少ない単調な地形でも安定した計測が可能です。 また、対空標識(GCP)の設置数を抑えられるため、立入りが困難な急傾斜地や災害現場においても、作業員の安全を確保しながら迅速かつ高精度に計測できます。
安全運航と機材メンテナンス
2名体制による機材・飛行チェック
航空法をはじめとする関係法令を遵守するとともに、現場での運航時には原則として2名以上の専門スタッフ(操縦者・飛行補助者)を配置しています。さらに、必要に応じて離発着地点とは別の位置に機体監視員を配置し、安全を最優先とした確実なドローンレーザ計測を実施しています。



トラブルを未然に防ぐ日常点検・校正
機材の性能を常に最適な状態に保つため、飛行を行わない日もバッテリーの状態管理を行うとともに、機体やセンサー類の日常点検を徹底しています。さらに、定期的にメーカーによる点検・校正を実施し、機材の性能維持と計測精度の確保に努めています。



各種 精度管理表の作成 (作業規程の準則へ準拠)
精度管理表の作成
国土地理院が定める「作業規程の準則」に基づいて計測・解析・精度管理を行い、公共測量成果として提出可能な精度管理資料一式を作成・納品します。

写真点群測量とレーザ計測の使い分け
ドローンによる3次元計測には、レーザパルスを照射して地形や構造物を計測する「レーザ測量(LiDAR)」のほか、「写真測量」があります。対象地の地形・植生・計測目的などに応じて適切な手法を選択することで、必要な精度を確保しながら、効率的かつ経済的な計測が可能となります。
レーザ計測が向いている現場:
草木が生い茂る森林や山間部の計測に適しています。レーザが植生の隙間を通過して地表面を捉えるため、樹木や草を伐採することなく、地表面の3次元データを取得し、高精度な地形解析が可能です。
写真点群計測が向いている現場:
植生や遮蔽物の少ない開けた土地、露出した岩盤、構造物の外観、盛土の土量計算などに適しています。現地の色彩や質感を反映した、視認性の高い3次元データを作成できます。