Infrastructure Inspection
ドローンによる構造物点検撮影
当社では、GNSSを利用しにくい環境にも対応するドローン「Skydio X10」を導入し、従来のドローンでは飛行が難しかった橋梁下部や狭小部などにおいて、高精細な構造物点検撮影を実施しています。

ドローンの自律飛行を活用し、対象構造物を計画的かつ高密度に撮影します。撮影条件に応じて、1pixelあたり約0.3mmの高解像度画像を取得することで、構造物の細部まで鮮明に記録することが可能です。
また、取得した高解像度画像を活用して、ひび割れなどの変状箇所の確認・抽出を行うほか、3次元モデルから各部材ごとのオルソ画像を作成することで、変状の位置や範囲を平面的かつ詳細に確認でき、構造物の点検・記録に活用することができます。
← 黄色の点がドローンによる撮影位置
撮影から3次元データの作成、ひび割れの抽出・解析まで自社一貫体制で対応し、構造物の点検・健全性評価を支援する高精度かつ客観的なデータをご提供します。
次世代型ドローンを活用した高精細撮影と解析体制
非GNSS環境(橋梁下・暗所)での安定した自律飛行
Skydio X10機体の上下6箇所に装備のカメラによるビジュアルSLAM技術により、GNSS衛星情報の届かない橋梁の下部構造、床版裏、あるいは光量の少ない暗所でも、障害物を自律的に回避しながら安定した近接撮影が可能です。手動操縦に頼らない「3DScan機能」を用いることで、複雑な立体構造物でも撮影漏れのない確実な画像データを取得します。

高解像度オルソ画像とひび割れの自動抽出
取得した連続画像から、歪みのない高解像度な壁面オルソ画像を生成。さらに、ひび割れ抽出解析ソフトウェアとの連携により、画像上から幅0.1mm以上のひび割れの位置・太さ・長さを正確に抽出してCAD化し、リスト作成を行います。


点検業務を効率化する「一次スクリーニングデータ」のご提供
当社のUAV構造物点検は、全面的な近接目視点検に先立つ「一次スクリーニング(事前調査)」として効果を発揮します。 本技術で判別できる対象は構造物表面の「ひび割れ(幅0.2mm以上)」であり、打音等を必要とする「表面の浮きや剥離」の把握には対応していません。しかし、この撮影・解析を前段のスクリーニングとして活用することで、従来の全面的な近接目視点検に比べて、現地での作業時間を大幅に短職・効率化することが可能になります。
事前にひび割れ箇所を特定し、足場設置や高所作業車の稼働範囲を絞り込むための客観的な判断材料(損傷図・オルソ重ね図)を提供することで、本点検にかかる労力とコストの削減に貢献いたします。
ご提供可能な成果品一式
- ■損傷図(PDF) : 撮影画像をもとに、ひび割れや剥離、漏水などの損傷位置・範囲を図面上に整理
- ■ひび割れ抽出(CAD) : 撮影画像を合成したオルソ画像より抽出した、ひび割れ線形データ(ひび割れ幅・長さ)
- ■ひび割れ抽出リスト(XLSX): 抽出したひび割れの幅や長さ・位置のリスト
- ■オルソ画像(TIFF) : 撮影画像のゆがみを補正・合成し、橋梁表面の損傷位置や範囲を正確に確認可能な画像
- ■オルソ重ね図 : 高解像度オルソ画像と、CADのひび割れCADを正確に重ね合わせた、位置関係が一目でわかる図面
- ■高精細3次元点群/モデル : 構造物全体の3次元データ・モデル